県内10大ニュース決定

image 佐賀新聞の読者が選ぶ2014年県内10大ニュース、1位は「自衛隊オスプレイ 佐賀空港に配備方針」に決まった。

 

 陸上自衛隊の新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画が7月18日、突如持ち上がった。防衛省は国防と沖縄の負担軽減の観点から要請したが、県や佐賀市など地元自治体や駐機場予定地の地主である地元漁協は困惑。いまだに計画の全体像ははっきりせず、地元に不安が広がっている。


 7月22日、当時の防衛副大臣が来県し、古川康知事(当時)に佐賀空港の利用を正式に要請した。現時点での要請内容は、オスプレイ17機の配備▽目達原駐屯地のヘリ約50機の移駐▽訓練移転を含めた米海兵隊オスプレイの活用-。配備に伴い、空港西側の土地30ヘクタール超を取得する計画も明らかにした。


 米軍の利用に関しては、7月時点から文言が変化している。当初は普天間飛行場が辺野古に移設するまでの暫定利用という言い方だったが、江渡聡徳防衛相は「将来において訓練移転が継続されることが望ましい」と明言している。


 なぜ佐賀空港なのか。防衛省は、佐世保に新設される日本版海兵隊「水陸機動団」との距離的な近さ▽周辺に市街地がなく、十分な土地確保や騒音被害の低減が比較的容易▽オスプレイを効率的に運用できる1500メートル以上の滑走路▽目達原駐屯地の負担軽減-の4点を主な理由に挙げる。


 県は防衛省が示した検証資料をチェック。資料が届いた4日後の11月17日、古川知事(当時)は「近い将来の民間空港発展に支障はないと確認した」と発表し、受け入れ判断の前提がクリアされたと表明した。


 しかし、県と市で歩調に違いも見え始めている。佐賀市の秀島敏行市長は12月市議会で「受け入れには慎重な立場を取らざるを得ない」と表明した。


 25日に告示された知事選では、オスプレイ配備計画に関して候補者によって主張が異なる。2015年は計画諾否の節目の年になるとみられる。1月11日に投開票される知事選の結果は配備計画を左右しそうだ。

県内10大ニュース候補一覧

・山下徳夫氏死去 元厚相、衆院議員10期
・酒井田浩さん、十五代柿右衛門襲名
・2016年熱気球世界選手権 佐賀開催決まる
・女子バレー久光製薬、アジア頂点に
・「消滅可能性都市」 県内も8市町
・ポーラ美術館展6万3千人 県立美術館新記録
・諫早湾干拓開門せず制裁金 混迷深まる
・十四代今泉今右衛門さん人間国宝に
・自衛隊オスプレイ 佐賀空港に配備方針
・長雨、日照不足の夏 コメ作況「不良」
・佐賀空港にLCC成田便 羽田も増便
・九電、再生エネ買い取り保留で混乱
・朝夏まなとさん、宝塚宙組男役トップに
・緒方孝市氏、プロ野球広島監督に
・嬉野医療センターで県内初の脳死判定
・衆院解散 新区割りで総選挙
・現職辞任で年またぎ県知事選
・サガン鳥栖、今季も上位争い
・玄海原発停止3年 審査続く
・武雄で教育改革 反転授業や官民一体校

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