佐賀新聞社 紙面を見る kijidb-login.png live-login.png
佐賀のニュース
はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Deliciousに登録 Twitterに投稿
印刷する 印刷する
トップ |行政・社会 |事件・事故 |経済・農業 |まちの話題
土木入札で異常事態 「最低価格同士でくじ引き」激増

A級3割超 競争激化 実績求める

 佐賀県発注の土木工事入札で、複数の業者が最低制限価格で応札し「くじ引き」で落札業者を決めるケースが急増している。予定価格2500万円超の「A級」の入札では、全体の35%を超える異常事態。公共工事減少で業界の競争が激化していることを表す現象だが、県は「適正な競争という本来の目的に沿っていない現状がある」と、制度の見直しの検討を始めた。

写真
 県建設技術課によると、本年度8月までの土木工事の入札233件のうち、最低制限価格応札が複数になって抽選で落札を決めたのは18%に当たる42件。前年度の3・3%から大幅に増加した。特に「A級」は前年度の7・8%から37・5%に、6千万円以上の「特A」は7・5%から35%に激増している。

 最低制限価格は、不当に安い価格での受注を防ぎ、工事の質を確保するために設定している。予定価格に一定の割合をかけて算出し、制限価格を下回る入札価格の業者は失格する。県は予定価格も最低制限価格も事前公表していないが、業界関係者によると、事前公表される労務費や材料費などの単価や算出基準などが分かれば、積算ソフトを使って「1円単位」で最低制限価格をはじき出せるという。

 8月6日に開札された多久市内の県道工事の入札の場合、参加27社のうち19社が、最低制限価格の「3207万5239円」で入札、19社の抽選で落札業者が決まった。

 こうした状況について佐賀市内のA級業者は、公共事業減少で競争が激しさを増している現状を説明し、「金融機関から融資を受ける際にも実績が問われる。最低価格でも仕事を取らざるを得ない状況」といい、「これだけ抽選が多ければ、確実に取りにいく工事も定められず、将来的な経営計画も立てられない」と話す。

 県建設業協会の川副正康専務理事は「行政が公平性と透明性を重視するのは理解できる」としながらも「現状は企業の積算能力を含めた経営努力が反映されない運まかせの制度」と指摘。単価の一部を非公表にするなどの対策を要望する。

 県建設技術課は「単価の一部非公表を含め、いろいろな方策を検討している。できるだけ早い時期に改善策を打ち出せるようにしたい」と話している。

【写真】入札結果を示す文書。業者の入札価格は、最低制限価格が並ぶ

2009年12月14日更新

この時間のニュース
首相、改憲公約化を指示
北朝鮮北東部で地震、情報錯綜
ユニコーンガンダム立像、台場に
北方領土の元島民ら、初の空路墓参
戦前の蟹工船日誌見つかる、愛媛
なでしこリーグ、日テレが3連覇
メキシコ地震「72時間」経過
トランプ氏、水爆実験「惨事招く」
新党名「希望の党」で調整
カリブ海のハリケーン、死者27人に
この時間のスポーツ
ソ1―3楽、楽天が4季ぶり勝ち越し
ロ3―4日、大谷が勝ち越しソロ
ヤ1―8神、阪神が大勝
なでしこリーグ、日テレが3連覇
西5―0オ、野上がプロ初完封
男子板飛び込み、坂井が3連覇
豪栄道11勝目、日馬富士4敗守る
バドミントン、タカマツ決勝へ
男子ゴルフ、高山とサクサンシン並ぶ
中5―13D、DeNAが大勝

Copyright(c)Saga Shimbun Co.,Ltd

Copyright(c)Saga Shimbun Co.,Ltd