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JR肥前山口駅 長崎方面の特急利用本数が大幅減

 来年3月の九州新幹線開業に伴う在来線のダイヤ改正で、肥前山口駅(杵島郡江北町)に停車する長崎方面の特急列車の本数が、現在の1日上下各26本から同17本に減少する。新鳥栖駅が新たに特急停車駅に加わることで増える2~3分の所要時間を短縮するためで、JR九州は「利用状況などを考え、肥前山口を通過運転することになった」という。

 

 通過運転になるのは、博多-長崎間を結ぶ「かもめ」の一部。JR九州は今回のダイヤ改正で「かもめ」と佐世保行きの「みどり」の連結運行を廃止、分割することで博多-佐賀間の特急の本数を上下合わせて17本増やした。肥前山口は連結列車の分岐駅だが、連結解除のための停車は必要なくなる。分離して“増発”した「かもめ」は通過させて時間短縮することにした。

 

 JR九州によると、県内の主な駅の特急「かもめ」の1日の乗客数は、佐賀駅が2300人、肥前鹿島駅が320人、肥前山口駅が280人。肥前山口は、長崎線全体の駅で最も少ないという。同社営業課は「肥前山口駅の特急列車の乗客は、博多方面が上下あわせ1日450人対し、長崎方面は50人ほど。利用者のニーズを考えてダイヤを組んだ」と説明する。

 

 新ダイヤでは、博多方面への利便性は現行の上下各33本停車が上り34本、下り33本停車と確保されるが、長崎方面は増発分が停車しなくなるため、現行の上下各26本停車が各17本に減る。

 

 肥前山口駅は2004年以降、長崎、佐世保のすべての特急が停車している。江北町の田中源一町長は「博多方面は従来通りでもある。長崎方面への乗客数や需要を考えれば、JRの経営方針も仕方ない」と話す。

 

 佐世保線の武雄温泉駅、長崎線の肥前鹿島駅は全特急が停車するために停車本数はほぼ現状が維持される。

2010年12月21日更新

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