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ILC誘致、唐津に協議会 九州の自治体初

 国際リニアコライダー(ILC)の誘致を目指す産学官の連携組織「ILC唐津推進協議会」が19日、発足した。佐賀、福岡両県の脊振山地と岩手県の北上山地との間で国内候補地選びが本格化する中、九州の自治体で初めて推進組織を設立、「誘致に向け、唐津市が先頭に立ちたい」と意欲を見せた。

 協議会は唐津商工会議所など商工3団体、九州大が出資する「産学連携機構九州」、唐津市、地元高校でつくる「みんなの科学広場」で構成。会長には、唐津商議所の宮島清一会頭が就任した。

 ILC計画について市民の理解を深める講演会や広報活動に取り組むほか、脊振山地や唐津の特色などを国内外に情報発信していく。第1弾として3月16日に唐津シーサイドホテルで講演会を開催、講師に東京大素粒子物理国際研究センターの山下了准教授を招く。

 初会合で、宮島会長は「地域ぐるみでILC誘致の雰囲気づくりをしたい。講演会の日程は子どもたちが参加できるように配慮する」とあいさつ。顧問を務める坂井俊之市長は「交流人口の増加や新産業の集積など期待は大きい。実現に一歩でも近づくように一丸となる」と述べた。

 ILCは直線で30キロを超えるトンネルが必要で、脊振案の場合、唐津市七山地区などを通過する。建設や設備費に8千億円の巨費が必要で、世界で1カ所の設置となる。7月をめどに結論が出るとみられている国内候補地の選定に向け、誘致合戦も激しくなっている。

2013年02月20日更新
ILC唐津推進協議会の設立会であいさつする宮島清一会長(右から2人目)=唐津市の唐津商工会議所

ILC唐津推進協議会の設立会であいさつする宮島清一会長(右から2人目)=唐津市の唐津商工会議所


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