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川内原発「合格」「世論無視の暴挙」反原発団体、批判の声

 原子力規制委員会が新規制基準による審査で九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)に合格を出した10日、玄海原発(東松浦郡玄海町)を抱える佐賀県内の反原発団体は佐賀市で緊急街頭活動を行うなど、「世論を無視した暴挙。再稼働は絶対に許さない」と一斉に抗議の声を上げた。

 原発廃炉を求めて活動する玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会は、佐賀市の中心街で街宣をした。石丸初美代表らが「審査書は基準地震動の過小評価など欠陥だらけ。福島第1原発事故から3年半が経過するなか、政府がやるべきは事故の収束と被災者の救済。命を守るというなら事故を前提とした再稼働の容認ではなく廃炉の決断だ」と強調した。

 国と九電に玄海原発の操業停止を求めている訴訟で追加提訴した原告団の長谷川照団長(元佐賀大学長)は「規制委はただ適合したと言っているにすぎず、直ちに再稼働とはならない。再稼働の責任を誰がとるのかはっきりせず、自治体がつくる避難計画を検証するシステムがないなど問題は解決していない。いずれぼろが出る」と批判した。

 9日に原子力規制委に「パブリックコメントを無視した決定は許されない」と申し入れをした、さよなら原発佐賀連絡会の豊島耕一代表は「パブリックコメントへの回答もない決定は、あまりにも意見を寄せた人を愚弄(ぐろう)する対応。手続きの不当性を含めて、決定の撤回を求めていく」と訴えた。

2014年09月11日更新
川内原発の審査書決定に抗議する市民団体のメンバー=佐賀市の中央大通り

川内原発の審査書決定に抗議する市民団体のメンバー=佐賀市の中央大通り


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