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ガス気球で太平洋横断へ 米男性ら、佐賀から再挑戦

 佐賀から気球で太平洋を横断し、米大陸を目指すプロジェクトが来年にも実現しそうだ。米国人パイロットが2008年に計画したものの天候不順で断念。再挑戦に向け13日、佐賀市に保管していた気球をクルーが点検、飛行に問題がないことを確認した。支援する佐賀熱気球パイロット協会のメンバーも「今度こそ成功を」と期待を寄せる。

 プロジェクトは佐賀市の熱気球大会にも出場経験のあるトロイ・ブラッドリーさん(米国ニューメキシコ州)が計画。気球は燃料を燃やさず、ヘリウムガスで飛ぶ「ガス気球」。副パイロットと2人で佐賀市の嘉瀬川河川敷を出発、高度7~8千メートルを吹く偏西風に乗り、北米大陸南西部を目指す。成功すれば、ガス気球による太平洋横断距離の世界記録を塗り替える可能性もあるという。

 08年1月に飛行する計画だったが、米大陸上空の天候不順のため、球皮を広げることなく断念。機材はそのまま、バルーンフェスタの機材を保管している佐賀市内の倉庫で眠っていた。

 気球制作者のバート・パデルトさん(65)=米国ペンシルベニア州=らプロジェクト関係者3人が13日、杵島郡江北町のB&G海洋センターまで球皮を運び、同協会のボランティア約30人の手を借りて点検した。

 球皮の体積は通常の熱気球の約5倍で、広げると縦46メートル、横31メートルにもなる。約3時間がかりで強度などをチェックしたパデルトさんは「非常にいい。すぐにでも飛べそうな状態だ。来年の1~2月ごろに再挑戦したい」との方針を示した。

 ボランティアを募った佐賀バルーンフェスタ組織委員会の川副薫副会長は「気球を目の当たりにして、これが飛んでいく姿をぜひ見てみたいと思った。きっと感動すると思う」と目を輝かせていた。

2014年09月14日更新
球皮の点検のためボランティアスタッフに指示するバート・パデルトさん(手前左)=杵島郡江北町のB&G海洋センター

球皮の点検のためボランティアスタッフに指示するバート・パデルトさん(手前左)=杵島郡江北町のB&G海洋センター


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