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自民候補者選考に焦り 定数1減の衆院佐賀

 衆院小選挙区の「0増5減」に伴い、次期選挙から定数が3から2に「1減」となる佐賀選挙区で、自民党佐賀県連の候補者調整が進まない。党本部が比例代表での優遇枠を含め現在の公認「3枠」の確保を約束したものの、今期限りで引退する保利耕輔議員(現3区)の後継が定まらず、誰を比例候補にするかも決めかねている。現職2人に続く新人候補に、保利氏後継として名前が浮上する古川康知事は去就判断を11月以降に先送り。来年秋の解散総選挙もささやかれるなか、関係者には焦りの色が見え始めた。

 「いたずらに時間はかけられない。10月11日の代表役員会・総務会までには、現職2人のどちらが比例に回るかを決め、新たな候補をどう選ぶかを議論したい」。約4カ月ぶりに開いた13日の代表役員会。調整に向けた具体的進展はなく、会長の福岡資麿参院議員の報道陣への説明も、歯切れが悪い言葉が続いた。

 新1、2区の調整をめぐっては、現職の岩田和親議員(現1区)と今村雅弘議員(現2区)が出馬の意向を示していた。県連は「現有3議席」確保を目的に、党本部に小選挙区とは別に比例優遇枠の確保を要請。6月の党本部決定を受け、「前提が整った」として本格調整に入った。

 党本部は「比例優遇枠は現職を充てるべき」との方針を示しており、県連内部では、期数が多く経験豊富な今村氏の比例転出が常識的という見方でほぼ一致している。新1区は、選挙区が従来と大きく変わらない岩田氏に落ち着くとの声が多い。

 最大の焦点は新2区の候補だ。県連が条件に挙げるのは「民主党候補に勝てて、選挙区内がまとまって推せる候補」。条件を満たす人物として新2区の関係者が口をそろえるのが古川知事と福岡参院議員の2人だ。ただ、福岡氏は県連会長として調整の「行司役」を務めており、唐津市の県連関係者からは古川氏の出馬に期待が高まっていた。

 そこに「想定外」の事態が舞い込む。7月下旬、政府が自衛隊の新型輸送機オスプレイを佐賀空港に配備する計画を公表した。突然の計画浮上で「思惑が狂った」と県西部の県議。古川氏は9月の去就表明を見送り、知事の衆院選出馬に期待していた唐津の支援者たちも身動きが取れなくなった。

 保利後援会幹部の一人は「困ったことが起きたが、国防の問題は短期間で決着する話ではない。大きな流れができたら、次の人に任せ、(国政転身を)決断してもいいのでは」と事態の好転を祈る。別の党関係者も「改革派と呼ばれた知事たちは2~3期で勇退している。行政課題はいつだって残る。古川さんも同じような判断をすると思う」と期待を寄せる。

 自民の候補者選定が立ち遅れるなか、対立候補となる民主党の大串博志議員は、唐津市などで精力的な活動を展開する。「イベントだけでなく、その準備会にも顔を出しており、個人人気も浸透してきている。これだけ入ってこられたら、ひっくり返すのは相当大変だ」。関係者の危機感は強く、早期の調整を求める声も日増しに高まっている。

 参議院の選挙制度改革の行方も調整に影響を見せ始めている。現在、座長案として示されている福岡県との「合区」になった場合、佐賀の議席確保は困難との見方が強い。2年後に改選を控える現職の福岡氏に対し、衆院へのくら替えを望む声も上がっている。

 「行司役で今回は駄目という話だが、古川知事が出られないなら話は別。参院の選挙制度が不透明なら、これを機にもう一度、衆院に転身してもいいのでは」とある唐津市議。福岡氏は自身のくら替えを否定するが、ベテラン県議の一人は「福岡会長なら唐津を含めて選挙区はまとまる。行司役として自分から声は上げられないが、タイミングが来たら周りから要請する」。状況次第で「福岡擁立」のシナリオを描く。それぞれの思惑が交錯し、候補者選定は混沌(こんとん)としている。

▽衆議院定数の「0増5減」

 「1票の格差」是正のため、2013年6月に公選法を改正。次期選挙から佐賀、山梨、福井、徳島、高知の5県の定数が3から2へ「1減」される。対象県のうち、自民党では佐賀と福井両県の調整が終わっていない。民主党佐賀県連は、新1区に原口一博議員、新2区に大串博志議員を充てることを決定している。

2014年09月14日更新
衆院定数削減を受けた候補者選定などを協議した自民党佐賀県連の代表役員会。具体的な進展はなく、今後も難しい調整が予想される=佐賀市のマリトピア

衆院定数削減を受けた候補者選定などを協議した自民党佐賀県連の代表役員会。具体的な進展はなく、今後も難しい調整が予想される=佐賀市のマリトピア


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